久しぶりのショートショート [読書]
なけなしのお小遣いで本を買ったりしはじめたころ、ショートショートが好きだった。というよりも、星新一が好きだった。
中一のときの現国の先生が星新一好きで、毎回授業の前に作品をプリントしたものを読ませてくれていて、それにすごく影響を受けていた。
それから自分でも新潮文庫の星新一を読み漁り、そのあと筒井康隆に行ったりして。
今でもSFに心惹かれてしまうのは、そうした体験を読書経験の初期でしていたからだと思うけど、ショートショートって久しく読んだことなかったなあ。そもそも、あんまり見かけないような。意識的に探していないから気付かないだけなのか。
だから、蒼井上鷹の『4ページミステリー』(双葉文庫)は久しぶりのショートショート作品。
一作につき文庫で4ページ、400字詰め原稿用紙で5枚、2000字で作られているショートショート・ミステリーが60本。
60編もあるけれど、どんどんどんどん読めてしまう。ネタやオチがかぶっているものが見当たらないし、構成やテイストにそれぞれ工夫が凝らされているから、飽きることなく全作読み通せてしまいます。作者の似通ったものは作らないぜという意気込みが感じられた。
テイストとしてはブラックでヒネリがきいているものが多くて好み。時々ひねりすぎていて、意味がよく分からないものもあって、短いから何度も読み直してみるんだけど、結局よく分からないままのものもあったりします。
ちょっとした空き時間や通勤電車で読むのもいいけど、次に読む本がほしいけど、いまいちこれというのが見つからないというときに、ちょっと買ってみるのはどうでしょうか。
中一のときの現国の先生が星新一好きで、毎回授業の前に作品をプリントしたものを読ませてくれていて、それにすごく影響を受けていた。
それから自分でも新潮文庫の星新一を読み漁り、そのあと筒井康隆に行ったりして。
今でもSFに心惹かれてしまうのは、そうした体験を読書経験の初期でしていたからだと思うけど、ショートショートって久しく読んだことなかったなあ。そもそも、あんまり見かけないような。意識的に探していないから気付かないだけなのか。
だから、蒼井上鷹の『4ページミステリー』(双葉文庫)は久しぶりのショートショート作品。
一作につき文庫で4ページ、400字詰め原稿用紙で5枚、2000字で作られているショートショート・ミステリーが60本。
60編もあるけれど、どんどんどんどん読めてしまう。ネタやオチがかぶっているものが見当たらないし、構成やテイストにそれぞれ工夫が凝らされているから、飽きることなく全作読み通せてしまいます。作者の似通ったものは作らないぜという意気込みが感じられた。
テイストとしてはブラックでヒネリがきいているものが多くて好み。時々ひねりすぎていて、意味がよく分からないものもあって、短いから何度も読み直してみるんだけど、結局よく分からないままのものもあったりします。
ちょっとした空き時間や通勤電車で読むのもいいけど、次に読む本がほしいけど、いまいちこれというのが見つからないというときに、ちょっと買ってみるのはどうでしょうか。
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