解決まであと6人…5人…4… [読書]
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読みました。
六つの探偵事務所に現れる謎の女。その依頼も謎めいている。
「カメラの持ち主はだれなのか」「マッチの色と“VV”の文字を手がかりに喫茶店を見つけてほしい」「車のシートがなくなった理由は?」
何その依頼?と思える小さな謎が解決してゆくにつれて大きな事件につながっていく様が面白かった!書籍自身の紹介では“メドレー・ミステリー”と銘打たれています。続きが気になって一気読みしてしまう構成です。
依頼の内容も様々ですが、それを探偵それぞれの方法で解決していくのも、いろいろな探偵小説を読んでいるようで楽しかったし、おトクな感じ。
よく考えるとかなり深刻な事件が起こっていますが、軽く(と言ったら失礼ですが)読めるところもいい。
ラストにはちょっとしたどんでん返しもあります。
著者は岡嶋二人さん。既にコンビを解消されていますが、今からでもいろいろ読んでみたいなと思いました。
そしてミステリーと言えば2時間ドラマに向いているかどうかをつい考えてしまうわけですが。
この作品はテイスト的にはぴったりですが、構成を考えると2時間ドラマには難しいかな。でも、1話完結型で、毎回探偵役にゲスト俳優をキャスティングするとかどうだろう。謎の依頼人は誰がいいかな…。
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